パーソナルなコンピュータのメモリ事情 (第1回: パソコン以前)
今回から数回にわたって「パーソナルなコンピュータのメモリ事情」を書いてみたいと思います。「パソコン」としないのは個人でプログラムできるコンピュータとしてもう少し広く考えているからです。
日本では上の条件を満たす最初のグループは半導体メーカがトレーニングキットとして販売したマイコンボードでしょう。本来はエンジニア向けのものですが、ホビーストが飛びついてブームとなりました。
一方ホビーストは自分用の1台があればよいわけですから、半導体の売り上げにはほとんど貢献しません。それでもこのムーブメントには将来性を感じたのでしょう。出荷を絞るではなく、改良して後継機も出てきます。
その他アメリカからAltairやIMSAIを輸入したり、個人で自作することも多かったようです。
代表的なものをいくつか挙げてみます。カッコ内はソケット等で増設可能な最大容量です。