門司電気通信レトロ館(電話機編)
行ったのは2015年末、NTT技術史料館よりちょっと前です。
NTT西日本の門司電気通信レトロ館、文字通り電話などの電気通信に関する博物館です。門司港駅から歩いてすぐ、入場無料なのでフラッと立ち寄る人が多いようです。
正面の電話ボックスはレトロ調に作られています。中身はテレホンカード対応の緑公衆電話ですが...
この建物自体も保存対象、旧NTT門司営業所です。下に先ほどの電話ボックスがありますね。
音声用・データ用、有線・無線すべてを含む通信のための機器です。
行ったのは2015年末、NTT技術史料館よりちょっと前です。
NTT西日本の門司電気通信レトロ館、文字通り電話などの電気通信に関する博物館です。門司港駅から歩いてすぐ、入場無料なのでフラッと立ち寄る人が多いようです。
正面の電話ボックスはレトロ調に作られています。中身はテレホンカード対応の緑公衆電話ですが...
この建物自体も保存対象、旧NTT門司営業所です。下に先ほどの電話ボックスがありますね。
今回はMC288XLの内部になります。このところ続いてきたモデムたちはこれで最後です。
筐体の金型が共通らしいことからも予想できるように内部の構造も大差ありません。基板も似たような感じですがメモリ関係がスッキリしています。
Rockwellの大きなPLCC L3902-57,R6682-21がモデムのチップセット、例によってデータシート等が入手できないので詳細は不明です。
ソケットに入っているのはAM29F010、128k×8bitのフラッシュEEPROM、ファームウェアの搭載用と思われます。
右隣のCY7C199-20VCは32k×8bitのSRAMです。
ROMが2⇒1個、RAMが3⇒1個と数が減って占有面積もかなり減っています。またUV-EPROMがフラッシュEEPROMになったことでアップデートの可能性も出てきていますね。
昨日のMC14400FXもさっそく中を開けてみました。
中は基板が1枚だけでした。電源回路も右下部分に同居しており、電源コードも直接ハンダ付けされています。
左上のスピーカの下にもICがいるので外します。
左上の2つのRockwellのPLCCはモデムのチップセットC1993-11とR6639-21、データシートは見つからないでしょう。一応検索してみましたが案の定どちらも発見できませんでした。他にそれらしいのが無いのでどちらかがCPU内蔵と思われます。
ME5614Dと一緒に出てきたマイクロコアのモデムを取り上げます。
MC14400FX、名前からわかるように14.4kbps対応のモデムです。FAX機能がまだ一般化していなかったのか「FX」と付けてFAX対応を主張していました。
上が平らではなくものを積むことは出来ませんでしたが、電源内蔵のわりにはコンパクトな筐体です。
その代わり結構熱くなったように記憶していますが...
フロントにはLEDが10個もあって賑やかでしたね。
今回はこの電話アクセサリを取り上げようと思います。
この自動転換器は1つの回線に複数の電話機を接続するためのものです。
こんなものを使わずに並列接続しても通話可能ですが、通話中にもう1台の受話器を上げると影響が出ます。音量が下がる、盗み聞きされる、会話に割り込まれる等です。
この自動転換器を使えばこのようなことはなくなります。
これをどう使っていたかというと電話機とモデムの切り替えに使用していました。
通常は電話機をモデムのPHONE端子に接続すれば済むのですが、電話機は(もちろんジャックも)1Fのリビングにあるのですがモデムは私の部屋に置く必要があり距離が結構あったのです。その距離を2本も電話線を引っ張りたくなかったからですね。専用に回線を引くまでこの状況が続きました。
いつものようにME5614Dの中を覗いてみます。
ネジを2本外せばカバーは簡単に開けられます。
左が底板、基板は右側についていました。基板はネジ等で固定されてはおらず、ケースでサンドイッチになっているだけです。
基板はこの1枚のみです。
昔使っていたモデムがまとまって出てきました。今回のものはそのうちの一つです。
オムロンのME5614D、型番からわかるように56kのモデムです。おそらくADSL移行まで使っていたものではないかと思います。
FAX / DATA MODEMとあるようにFAXの送受信機能も持っていたのですが、FAXはほとんど使いませんでした。
モデムICは大抵FAX機能も持っていたのでFAX機能を抜いてもコストはほとんど変わらなかったはずです。実際一般に売られているものはどれもFAX対応でした。なのでFAXは一度も使わなかったという人が多かったと思います。
NTT技術史料館の展示は前回紹介したような加入者(ユーザ)の目に直接触れるものだけではありません。むしろ普段目にすることの無いものたちの方がメインといえるでしょう。
これは初期の自動交換機、ステップバイステップ方式の交換機に使われていたセレクタスイッチです。いい全景の写真がなかったのでスイッチ部分のアップです。
この上部に駆動装置があり、中央軸の左についている接点が上下に10段移動し左右にも10段階で回転します。これで1:100の切り替えが2回路(電話は片側共通ではないので2回路で1回線分)のスイッチになっています。電話機のダイヤルは戻る時に数字に対応した数のパルス(1なら1回、2なら2回、0なら10回)を発生しますが、1桁目のパルスで上昇し、2桁目で回転するわけです。11なら左下に30なら下から3段目の右端に接続されます。
100で足りなければさらに縦続接続でき、3桁目のパルスは次のスイッチを駆動することになります。