出土品
自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は
- 物心つく前から家にあったもの
- 旬な時期に入手して使っていたもの
- 旬な時期に入手したものの、死蔵していたもの
- 旬を過ぎてから入手したもの
など様ざまです。
特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。
Casio PV-7 (外観編)
CasioのMSXパソコンPV-7です。もともと超低価格路線でしたが、これの購入価格はなんと500円でした。秋葉原の店頭(確か和知電子)に2台置かれていて、どちらかは完動品1台500円というので一緒にいた友人と1台ずつ購入したのです。どちらが動作しなかったのか忘れましたが、簡単に修理できて両方とも稼動しました。
通常カーソルキーのある部分にジョイパッドが鎮座していたり、「TR1」「TR2」ボタン(TRはトリガーでしょう)があるなどパソコンというよりはゲーム機としての位置づけだったのではないでしょうか。
Sony TC-1160 テープレコーダ
以前掲載したTC-1100より古いテープレコーダが出てきました。ソニーのTC-1160です。
子供の頃に散々使った思い出のテープレコーダです。といってもテレビの録音がメインで、最初の頃はテレビの前において空気経由で、途中からはテレビのイヤホン端子とマイク端子を繋ぐための抵抗入りコードを使っていました。どことどこを繋ぐにはどのコードという早見表があったので子供でも簡単にわかったのです。
それだけ使ったのでカセットを入れる部分のフタとTONE調整ダイアルは失われています。無くてもそれほど困らないのでそのままにしたようです。「SONY」ロゴは接着剤で補修したらしき跡がありますね。
CE-125S
PC-1261のところで予告した、ポケコン用のプリンタ・カセットレコーダです。
左側がカセットレコーダ部、マイクロカセットですね。中にテープが入ったままだったので出してみました。
秋葉原の「丹青」だったか「湘南通商」だったかで叩き売られていたテープだったと思います。Ampere社のWS-1というAPLマシンの付属品だったのではないかな。本体も売られていたように記憶していますが、当時そっちには興味を惹かれなかったのでテープばかり買い込んでいました。
タヒボベビーダ
なんと未開封のタヒボベビーダが出てきました。
大昔にJR東海商事が発売していた飲料です。取り扱いがJR東海ということで東京近辺で買えるのは東京駅の新幹線ホームのみ(品川に新幹線が止まるようになったのは後のことです)、一部の者はわざわざ入場券を買って買出しに行ったとか。
一般的には不味い飲み物として認識されていた(罰ゲーム用ドリンクとか)ようですが…、私は好きでしたね。
こんな文句が書かれていました。
PC-1261
シャープ製のポケコンPC-1261です。これは確か中学生のときクラスの友人から購入したモノ。
RAMが10KB搭載で2行表示と当時はかなり上位の機種だったはずです。
このLCD表示、5*7ドットの1文字ごとに1ドット分の隙間(電極が無く点灯できない)があるキャラクタ仕様のものなんですが、BASICのPOKE命令であるアドレスに書き込んでから、CALL命令であるアドレス(かすかに&11E0という記憶があるのですが、これは別機種だったかも)を呼び出すと好きなパターンを表示できるという裏技があって、不完全ながらグラフィック表示もできました。
Sportster 28800
US RoboticsのSportster 28800、有名な機種だったので憶えている方も多いと思います。
スイッチ・LED周りの色はこの28.8kのは青緑でしたが、対応速度によって分かれていた気がします。紫色のは14.4kだったか、33.6kだったか。
PC-E500
シャープのポケットコンピュータPC-E500です。私が真っ当に買った最後のポケコンになります。
この機種の特徴はPF1~PF5の上に緑色で書いてあるメニュー。「BASIC」は他の機種と同じようにプログラムが書け、「電卓」になり、「行列」計算ができ、「統計」計算ができるわけですが、最後の「エンジニアソフトウェア」は名前だけではよくわかりませんよね。これ、数学・物理学・工学などの公式や定数などが格納されていて一覧や検索ができるというもの。まぁ今ならネットで検索しますが、当時はそれなりに便利でしたね。
ROMカセット
詳細不明なROMカセットが出てきました。
紫外線消去用の窓があるあたり怪しさ満点です。遮光シールを剥がしたらしき糊の跡もあります。
スライドスイッチも何の表記も見あたりません。
外見だけではよくわからないので基板を取り出してみました。これは表面です。
ROMが2つありますが、左側のはM5L27256K(256kbit)、右側はM5L2764K(64kbit)です。容量が違う上にバスが共通になっていません。ソケットではなく基板に直付けされているということは、このカセットごと書き込む前提ということみたいです。
やけにDが多いのも気になります。