半導体

INS8060N SC/MP II

2017-07-09 20:30 — asano

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昨日に引き続きAliExpressで注文していたものが届きました。古のプロセッサです。

INS8060N
National SemiconductorのINS8060N、SC/MP (Simple Cost effective MicroProcessor) II と呼ばれていたものです。「II」ということは当然「I」もあってISP-8A/500あるいはINS8050と呼ばれていました。

Fujitsu MB4107A

2017-07-07 23:00 — asano

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SED9420CといったデータセパレータICが入手困難になりつつある中、このMB4107Aはまだ購入可能ということで買ってみました。

MB4107A
富士通のこのMB4107AはアナログPLL方式のデータセパレータICです。「9827」のマーキングからすると1998年製でしょうか、単独のデータセパレータICとしては比較的遅くまで生産されていたように思います。

富士通製ということからMB8877系のFDC向けの印象を受けますが、μPD765系のFDCにも簡単に接続できます。それも単なるおまけではなく、μPD765系でしか使わないピンもあったりします。

IDT7200 FIFO

2017-06-30 21:11 — asano

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これはそう古いものではありません。「出土品」か「買い物」か迷うところですが、とりあえずこっちに入れておきます。「準出土品」を作ったのでそちらに入れました。

IDT7200
IDT7200L20TPというFIFOです。一応、容量が256×9bitのメモリですが、アドレスを指定して読み書きすることはできません。FIFO (First-In First-Out)の名前の通り、書き込んだ順序で読み出されます。

アドレスが必要ないのでメモリとしてはピン数が少なく抑えられています。替わりにFull (これ以上書き込めない)・Empty (これ以上読み出せない)といったステータスピンがあります。他には複数を直列に接続して容量を増やすためのピンもあります(幅を増やすには単純に並べれば済みます)。

Motorola MC6800

2017-06-21 16:21 — asano

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このMotorola MC6800はIntelの8080とともに最初期の8ビットマイクロプロセッサです。

MC68A00P
MC68A00P、「A」ですから1.5MHz品で末尾の「P」はプラスチックパッケージです。1979年製でしょうか。

後にクロックジェネレータと128バイトRAMを内蔵したMC6802が作られたことは「Motorola MC6802」に書きました。

時期的には8080と大差ありません(MC6800の方が少し遅いです)が、ハードウェア的には使いやすそうです。まず電源が5V単一です。クロックも2相のものが必要とはいえ8080のような9V振幅等は必要ありません。もっともTTLレベルではなく5V一杯のスイングが必要ですが、そんなこと言えばZ80 CPUもクロックはそうです。

Intel 8256

2017-06-14 16:32 — asano

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今回はIntelのペリフェラルICの中でも知名度の低い8256を取り上げてみたいと思います。

Intel 8256
これはIntelのP8256AH、Multifunction Universal Asynchronous Receiver-Transmitter (MUART)と呼ばれているものです。

付近の番号には8251 USART, 8253/8254 PIT, 8255 PPI, 8257 DMAC, 8259 PICと有名なデバイスが多い中、この8256 MUARTはあまり知られていません。私も今回調べて初めて知ったくらいです。

機能はMUARTの名称から多機能UARTを想像しますが、実際はUART, パラレルI/O, カウンタ/タイマ, 割り込みコントローラを一つにしたようなものです。どことなくZ80 KIOや6522 VIAに似ている気がします。

富士通 MB60H010 他

2017-05-14 21:57 — asano

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部品箱に転がっていた素性のよくわからないICを調べてみたところ...

MB60H010
この1983年富士通製のMB60H010は詳細はおろか大まかな機能もサッパリわからないものでした。

困ったときのGoogle頼みということで検索してみたところ、なんとパソコンFM-7用のカスタムデバイスであることが判明しました。あわててFujitsu Micro 7 (分解編)の写真を見直してみると、確かに基板の中央手前側に青いソケットに挿さっています。なんでもCRT Controllerらしいとのこと。
あの頃はパソコンの回路図が雑誌上で公開されることはよくありましたから、デバイスの資料が無くても接続先から大まかな機能はわかってしまいますね。

パッケージは64ピンのシュリンクDIPです。

NEC uPD7751C

2017-05-12 14:42 — asano

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大昔に買ったものの放置してきたICがまた一つ見つかりました。

uPD7751C
NEC製のμPD7751C、1982年製ですね。

実はADPCMのICらしいということ以外まったくわかりません。
よくわからないまま店頭で見かけて「音声合成」の名称に惹かれて買ってしまったんですね。確かコピー数枚の資料が付いてきたと思うのですが、行方不明です。

PSG等と同じようにCPUバスに繋げばよいと期待したのだけれど、そう簡単ではなかったのではないかと思っています。

今どきはネットで探せばかなり古いデバイスでも何らかの資料が出てくることが多いのですが、このμPD7751Cに関してはまったくといってよいほど見つかりません。番号の近いμPD7752, μPD7759もやはりADPCMのICで、こちらはデータシートもあるのですが。