リードフォーミング
続・懐かしいトランジスタたちでリードフォーミングについて軽く触れましたが、手持ちのものの中に他にもありました。
これは前に取り上げた東芝の2SA1020です。間隔が2.5mmになるように加工されています。
これも同じく東芝の2SC2383、ロット番号「2G」に下線がありますので鉛フリー品と思われます。
自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は
など様ざまです。
特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。
続・懐かしいトランジスタたちでリードフォーミングについて軽く触れましたが、手持ちのものの中に他にもありました。
これは前に取り上げた東芝の2SA1020です。間隔が2.5mmになるように加工されています。
これも同じく東芝の2SC2383、ロット番号「2G」に下線がありますので鉛フリー品と思われます。
今回はちょっと変わったシングルチップのマイコンを紹介しましょう。
IntelのQD8741Aです。パッケージの違いはサフィックスで表すところが多いのですが、Intelはプレフィックスで表していて「D」はCERDIPになります。その前の「Q」は何でしょう?
さて、この8741Aは8748シリーズと同じ命令体系のマイコンで1kバイトのUV-EPROMと64バイトのRAMを内蔵しています。I/Oデバイスとしては8ビットのタイマと18本のGPIO、そして8ビットのバスがあります。
ちょっと変わっているのは最後のバスなのです。
当然80系のバスなのでRD, WR信号もあるのですが、これらの信号は出力ではなく入力ピンです。
Ultra Wide SCSI対応のDC-390Fを前に紹介しましたが、これは同じ系列のコントローラ搭載のボードでFast SCSI対応のものです。
PCI-SC200、マザーボードやEee PCなんかで有名なASUSTeKの製品です。
Adaptecのものに比べてはるかに安価だったので何枚も持っていました。ただUltra SCSI対応版が出なかった(少なくとも入手できなかった)ので私は後にはTekramのSC-390シリーズに移行してしまいました。
右下のQFP、NCR53C810がコントローラです。その左にはPCIのボードには珍しいジャンパピンがありますね。INTA~INTDとあるので割り込みです。普通はこれを切り替える必要はなかったはずです。
左のブラケットのところに2ついるDS2107ASはSCSIのターミネータです。
こんなものもありました、Gamepark HoldingsのGP2X-F100というものです。
上面は携帯ゲーム機そのものですね。メーカとしては Personal Entertainment Player と称しています。
これは底面、電池の部分だけ厚くなっています。電源は単3電池ですが私はもっぱらEneloopを使用していました。
ラベルはハングルのみです。
以前、懐かしいトランジスタたちで2SC373を載せましたが、もっと有名な2SC372が見つかりました。
東芝の超定番トランジスタの2SC372、hFEの低いOランク品です。
このお皿付きの独特のパッケージは東芝以外では見たことがありません。データシートでもJEDECやEIAJのパッケージコードは空欄になっています。
よく見るとピンの断面は円形のようですね。最近では金属板を打ち抜いた四角断面が主流です。
前にGALとCPLDのGAL16V8を取り上げましたが、GAL22V10もいつの間にか買っていたようです。
LatticeのGAL22V10B-25LPです。「-25」はPropagation Delayが25nsのもので、GALの中では最も遅い部類になります。
GALには主に16V8, 20V8, 22V10の3種類がありました。
GAL16V8は20ピンPALの16L8, 16R4などの置き替え用です。PALでは出力の形式(負論理の「L」、レジスタの「R」など)によって品種が分かれていましたが、GALではプログラマブルにすることによって品種の集約を図っているのです。さらにPALには存在しない組み合わせも可能になっています。
GAL20V8は同様に24ピンPALの20L8, 20R6などの置き替え用です。
今回はP65-MDDA8X64とともに出てきたAHA-2940Uを取り上げます。
Adaptec製のAHA-2940U、PCIバス対応のSCSIボードで20MB/secのUltra SCSI対応のものです。
前にDC-390Fのところで書いたように私はPCI以降はAdaptecのボードは避けていたので、これは「捨てるならクレ」で貰ったものだと思われます。なので私自身はこれを使ったことは無いはずです。
ボード上のパーツを見ていきましょう。
中央の大きなQFPはコントローラ、ラベルは剥がしていないので型番は不明です。ラベルの右下から「ec」が見えていますが、「Adaptec」の末尾と思います。
AGPのビデオボードを発見、一緒に出てきたSCSIボードはまたの機会に取り上げようと思います。
MatroxのP65-MDDA8X64というAGPのビデオボードです。
調べてみるとParhelia-LXにメモリ64MBということですが、ヒートシンクの下にあって確認できませんでした。もう使う予定も無いので固定ピンを抜いてみたのですがヒートシンクはビクともしません。熱伝導用のコンパウンドが固まってしまったのではないかと思います。
Matronの製品はMillenniumの頃から2Dの性能と画質の良さで知られていましたが3Dは苦手としていました。それはParheliaでもあまり好転せず、2D性能は飽和しDVIなどのディジタル接続が主流になると画質の優位も意味がなくなり、一般PC向けでは存在感が薄れてきていました。
パスコン用のコンデンサを探していたところ、こんなものも出てきました。
日立製のダイオードの500個入り袋です。
注意書き等いろいろ書かれているのですが、困ったことに型番が書かれていません。形状と、私がまとめて入手しそうなものということからするとスイッチング用(もしかするとショットキーバリアかも)とは思いますが、それだけではちょっと...
ヒートシールされていたはずの袋もテープで閉じられていたので少し使った残りのようです。
1本取り出して拡大してみました。
PC系のものは久しぶりになりますが、ネットワークボードが見つかりました。
PCIバスの100BASE-TX対応のネットワークボードです。
大きなQFPの21143-PDがコントローラ、Intelのマークが入っていますが元はDECが開発したものです。
100BASE-TXの初期の頃はよく見かけたデバイスでした。