出土品

自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は

  • 物心つく前から家にあったもの
  • 旬な時期に入手して使っていたもの
  • 旬な時期に入手したものの、死蔵していたもの
  • 旬を過ぎてから入手したもの

など様ざまです。

特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。

NEC PC-80S31K (外観編)

2016-12-18 19:04 — asano

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ストレージ装置が続きますが、今回はNEC製のフロッピーディスクユニット PC-80S31Kです。

PC-80S31K
これがそのPC-80S31K、「MINI DISK UNIT」と書かれています。5.25インチのどこが「MINI」なんだと思うかもしれませんが、8インチに対する「ミニ」ですね。

これは私の高校入学のときに買ってもらったもの、それまでも学校にはあったので使ったことが無いわけではありませんでしたが、やはりテープからディスクに移行すると感動するものです。それは

5インチMOドライブのコントローラ基板

2016-12-17 11:11 — asano

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昨日の「SONY NWP-539N 5インチMOドライブ」の続きです。

記事を書いた後ネットを見ていたらコントローラ基板とドライブの間はいわゆるST-506ではなく、改良版のESDIのようです。

CCN-1基板 表面
これがコントローラ基板(CCN-1)の表面、昨日の写真でわかるとおり外形サイズは5インチのドライブとほぼ同じです。

SONY NWP-539N 5インチMOドライブ

2016-12-16 18:16 — asano

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今回は業務用以外ではあまり普及しなかった5インチのMOドライブを取り上げてみます。

NWP-539N
これはSONY製のNWP-539Nです。型番からNEWSネットワークステーション用の周辺機器として発売されていたものでしょう。
容量は片面297MBで、必要に応じて裏返して挿入することができます。つまり1枚あたりの容量は594MBですが、同時に使えるのは半分ということになります。昔のレコードやカセットテープ(オートリバース無し)のようなものですね。

以前仕事で同種のドライブをMacintoshで使用していたことがあります。主にバックアップ目的でしたので困りはしませんでしたが、アクセス(特に書き込み)が遅かった印象があります。
ちなみに写真のモノは後にジャンク屋で入手したものです。

64k x 4bit DRAM

2016-12-15 12:01 — asano

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DRAMはいろいろ面倒であまり買わなかったのですが、この64k×4bit品だけはたくさんあります。

TMS4464
これらはTI製のTMS4464、100ns品と120ns品です。キズだらけなのは外し品だからでしょうか。

64k×4ということはこの写真の2個で一般的な8ビットCPUのメモリ空間を埋めることができるんですよね。

TMS4464-15NL
これもTM4464ですが、「-15NL」と150ns品です。1985年製のようですから30年以上前のものということになります。

Yamaha V9958

2016-12-14 22:54 — asano

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ヤマハのV9958です。E-VDP-IIとも呼ばれています。

V9958
このV9958はMSX2+に用いられたVDP (Video Display Processor)です。MSXに使用されたTIのTMS9918、MSX2に使われたヤマハのV9938に続くディスプレイ制御ICになります。

TMS9918は家庭用テレビに表示するための最小限のモノ、スプライト機能等がありますからゲームを志向していたのは間違いないでしょう。
V9938ではRGB出力やカラーバスが追加され、専用ディスプレイも視野に入ってきています。また簡単なものではありますが一種のアクセラレータ的な機能も付加されています。
V9958では部分的な改良にとどまっている印象です。テクニカルデータブックも差分しか書いていないというやる気の無さです。あとコンポジットビデオ出力やライトペンの機能が削除されてしまいました。

Motorola MC6802

2016-12-11 17:28 — asano

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今回は古いマイクロプロセッサ、モトローラのMC6802です。

MC6802
モトローラが1970年代中頃にMC6800というプロセッサを発売しました。インテルの8080発売直後のことです。
これは特殊な2相クロックを供給する必要があったり使いにくいところがあったので、数年後クロックジェネレータを内蔵したMC6802が発売されました。写真のデバイスは1989年製と思われ、末期のものと思われます。

Paralan SIR-S8

2016-12-10 14:45 — asano

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ホストアダプタでもターゲットデバイスでもない変わったSCSI機器が出てきました。

SIR-S8 前面
これがそのParalan製のSIR-S8、SCSIの中継器です。SCSIはその転送速度によって最大ケーブル長が1.5m~6m(シングルエンドの場合)に制限されています。せっかくホストを含めて8台または16台(ワイドの場合)接続できることになっていても、実際はこの最大ケーブル長によって接続台数が制限されてしまいます。そこでバスの途中にこの中継器を入れることでバスを2つに分け、ケーブル長による制限を緩和させるのです。

どちらが前面かよくわかりませんが、ここでは仮にLEDのついている側を「前面」、電源コードの生えている側を「背面」と呼ぶことにします。

懐かしいシャープペンシル

2016-12-07 12:38 — asano

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懐かしいシャープペンシル、コクヨのPS-1が見つかりました。中学生のころ愛用していたものです。

PS-1
このシャープペンシル、芯の出し方がちょっと変わっています。
普通は上部をノックするわけですがそうではありません。
横にスライダーがついているものもありますが、それでもありません。
振ると出るわけでもありません。

上半分を外してみた
芯を入れるために上半分を外してみました。
写真右の突起部分がキャップになっていて、外せば芯を入れることができます。